インド下院による原爆犠牲者への追悼

令和7年8月6日
1. 本6日(現地時間同日)午前、インド連邦下院議会において、広島及び長崎の原爆犠牲者を追悼する黙祷が捧げられました。小野啓一駐インド大使は当地在留邦人代表らと共に議会を訪問し、同議員と共に追悼及び黙祷を行いました。1985 年から毎年この時期に、インド連邦下院議会によって、戦後80年を経た今日もこうした慣行が続けられていることに、深甚なる謝意を示します。
 
2. 黙祷に先立ち、オム・ビルラ連邦下院議長は議場において、原爆犠牲者を追悼して、以下の発言を行いました(発言はヒンディー語)。
 
(1) 80年前、日本の広島と長崎に核爆弾が投下された。その結果、多くの人々が命を落とし、負傷し、あるいは生涯の障がいを抱えることになってしまった。これら原爆投下は、世界が初めて核兵器がもたらす壊滅的な結果を目撃した出来事だった。
(2) 連邦下院議会は、大量破壊兵器の無い世界、核兵器の廃絶、そして世界平和の構築に向けて取り組むことを誓う。
(3) 連邦下院議会は原爆の被害を受けた日本の人々を追悼するため、黙祷を捧げる。