インド軍によるパキスタンへの軍事攻撃に伴う注意喚起(その4)
令和7年5月10日
【ポイント】
●インド西部の印パ国境に隣接する諸州は、5月9日の夜間もパキスタンからの軍事攻撃を受けました。また、インドは、パキスタン内8か所の軍事目標に対し攻撃を行いました。
●ジャンム・カシミール準州の危険レベル3以上の地域への渡航は止めていただくとともに、同準州、パンジャーブ州、ラージャスターン州、グジャラート州に既に滞在中の方は、不測の事態に巻き込まれることのないよう、引き続き安全確保に十分注意を払ってください。
●5月9日夜、インド民間航空省は、国内空港の営業に関し、北部及び西部において閉鎖する国内空港の数を27から32に変更すると発表しました。
●印パ国境に隣接する諸州にお住まいの邦人の皆様においては、不要不急の外出を避け、情報を引き続き注視するようお願いします。
【本文】
1 インドは、5月9日の夜間もパキスタンからの反撃とみられる空からの軍事攻撃を三日連続で受けました。インドは、ジャンム・カシミール準州(除ラダック地方)、パンジャーブ州、グジャラート州が攻撃を受けたと発表しました。また、インドは、パキスタンの首都イスラマバードに隣接する都市ラワルピンディに所在する軍事施設を含む、パキスタン内8か所の軍事目標に対し攻撃を行ったことも発表しました。パキスタンは、カシミール地方の管理ライン(LoC)越えの激しい銃砲撃も続けており、インド側で人命の被害が生じていると報じられています。
2 インド外務省はシンドゥール作戦開始当初から、パキスタンに対する軍事攻撃は慎重かつ抑制的なものであると説明する一方、パキスタンが誤った行動をとれば断固対応するとの立場を堅持しており、インド外務省が本日、インド軍ととともに行った三度目のブリーフィングにおいても、挑発と事態の拡大を招いているのはパキスタンであると強く非難し、インド軍はパキスタン軍が応じれば事態を沈静化させる用意があると改めて述べました。
3 インドとパキスタンの間では依然緊張状態が続いているところ、インド・パキスタン国境に隣接する州にお住まいの邦人の皆様においては、不要不急の外出を避け、情報を引き続き注視するようお願いします。
4 インド北部ジャンム・カシミール準州及びラダック連邦直轄領・管理ライン(LoC)付近には、危険レベル4(退避してください(退避勧告))又は危険レベル3(渡航は止めてください(渡航中止勧告))が発出されていますので、これらの地域への渡航は止めてください。
5 ジャンム・カシミール準州、パンジャーブ州、ラージャスターン州、グジャラート州に既に滞在中の方は、報道等において最新の情報を入手していただくとともに、不測の事態に巻き込まれることのないよう、周囲の安全が十分に確認できるまでむやみに出歩かない等細心の注意を払い、安全対策を十分心掛けてください。
6 9日夜、インド民間航空省は、インド国内空港の営業に関し、北部及び西部において閉鎖する国内空港の数を27から32に変更すると発表しました。当局の案内によると、5月15日(木)5時29分(インド時間)まで閉鎖される見込みとなっており、その後の見通しは現時点で不明となっています。国内線航空便の最新の運航情報については、航空会社のホームページ又は各社からのお知らせをご確認ください。
1. Adhampur, 2. Ambala, 3. Amritsar, 4. Awantipur, 5. Bathinda, 6. Bhuj, 7. Bikaner, 8. Chandigarh, 9. Halwara, 10. Hindon, 11. Jaisalmer, 12. Jammu, 13. Jamnagar, 14. Jodhpur, 15. Kandla, 16. Kangra (Gaggal), 17. Keshod, 18. Kishangarh, 19. Kullu Manali (Bhuntar), 20. Leh, 21. Ludhiana, 22. Mundra, 23. Naliya, 24. Pathankot, 25. Patiala, 26. Porbandar, 27. Rajkot (Hirasar), 28. Sarsawa, 29. Shimla, 30. Srinagar, 31. Thoise, 32. Uttarlai
7 鉄道については、報道によれば、ジャンムと各地を結ぶ夜行列車を運休すること、ジャンムからデリーへ向かう昼間の臨時列車を増便すること、また閉鎖する32空港を有する地域の鉄道便を増便するとされています。最新の運行状況については、ご利用の駅又は地域鉄道会社にご確認ください。
●インド西部の印パ国境に隣接する諸州は、5月9日の夜間もパキスタンからの軍事攻撃を受けました。また、インドは、パキスタン内8か所の軍事目標に対し攻撃を行いました。
●ジャンム・カシミール準州の危険レベル3以上の地域への渡航は止めていただくとともに、同準州、パンジャーブ州、ラージャスターン州、グジャラート州に既に滞在中の方は、不測の事態に巻き込まれることのないよう、引き続き安全確保に十分注意を払ってください。
●5月9日夜、インド民間航空省は、国内空港の営業に関し、北部及び西部において閉鎖する国内空港の数を27から32に変更すると発表しました。
●印パ国境に隣接する諸州にお住まいの邦人の皆様においては、不要不急の外出を避け、情報を引き続き注視するようお願いします。
【本文】
1 インドは、5月9日の夜間もパキスタンからの反撃とみられる空からの軍事攻撃を三日連続で受けました。インドは、ジャンム・カシミール準州(除ラダック地方)、パンジャーブ州、グジャラート州が攻撃を受けたと発表しました。また、インドは、パキスタンの首都イスラマバードに隣接する都市ラワルピンディに所在する軍事施設を含む、パキスタン内8か所の軍事目標に対し攻撃を行ったことも発表しました。パキスタンは、カシミール地方の管理ライン(LoC)越えの激しい銃砲撃も続けており、インド側で人命の被害が生じていると報じられています。
2 インド外務省はシンドゥール作戦開始当初から、パキスタンに対する軍事攻撃は慎重かつ抑制的なものであると説明する一方、パキスタンが誤った行動をとれば断固対応するとの立場を堅持しており、インド外務省が本日、インド軍ととともに行った三度目のブリーフィングにおいても、挑発と事態の拡大を招いているのはパキスタンであると強く非難し、インド軍はパキスタン軍が応じれば事態を沈静化させる用意があると改めて述べました。
3 インドとパキスタンの間では依然緊張状態が続いているところ、インド・パキスタン国境に隣接する州にお住まいの邦人の皆様においては、不要不急の外出を避け、情報を引き続き注視するようお願いします。
4 インド北部ジャンム・カシミール準州及びラダック連邦直轄領・管理ライン(LoC)付近には、危険レベル4(退避してください(退避勧告))又は危険レベル3(渡航は止めてください(渡航中止勧告))が発出されていますので、これらの地域への渡航は止めてください。
5 ジャンム・カシミール準州、パンジャーブ州、ラージャスターン州、グジャラート州に既に滞在中の方は、報道等において最新の情報を入手していただくとともに、不測の事態に巻き込まれることのないよう、周囲の安全が十分に確認できるまでむやみに出歩かない等細心の注意を払い、安全対策を十分心掛けてください。
6 9日夜、インド民間航空省は、インド国内空港の営業に関し、北部及び西部において閉鎖する国内空港の数を27から32に変更すると発表しました。当局の案内によると、5月15日(木)5時29分(インド時間)まで閉鎖される見込みとなっており、その後の見通しは現時点で不明となっています。国内線航空便の最新の運航情報については、航空会社のホームページ又は各社からのお知らせをご確認ください。
1. Adhampur, 2. Ambala, 3. Amritsar, 4. Awantipur, 5. Bathinda, 6. Bhuj, 7. Bikaner, 8. Chandigarh, 9. Halwara, 10. Hindon, 11. Jaisalmer, 12. Jammu, 13. Jamnagar, 14. Jodhpur, 15. Kandla, 16. Kangra (Gaggal), 17. Keshod, 18. Kishangarh, 19. Kullu Manali (Bhuntar), 20. Leh, 21. Ludhiana, 22. Mundra, 23. Naliya, 24. Pathankot, 25. Patiala, 26. Porbandar, 27. Rajkot (Hirasar), 28. Sarsawa, 29. Shimla, 30. Srinagar, 31. Thoise, 32. Uttarlai
7 鉄道については、報道によれば、ジャンムと各地を結ぶ夜行列車を運休すること、ジャンムからデリーへ向かう昼間の臨時列車を増便すること、また閉鎖する32空港を有する地域の鉄道便を増便するとされています。最新の運行状況については、ご利用の駅又は地域鉄道会社にご確認ください。