インド下院による原爆犠牲者への追悼

令和6年8月6日
  1.  本6日(現地時間同日)午前、インド連邦下院議会において、広島及び長崎の原爆犠牲者を追悼する黙祷が行われました。鈴木浩駐インド大使は当地在留邦人代表らと共に議会を訪問し、インド下院議員と共に追悼及び黙祷を行いました。
 
  1. インド連邦議会は、反核を強く訴えていたラジーヴ・ガンディー政権時の1985 年から30 年以上に亘り、ほぼ毎年この時期に原爆犠牲者追悼のための黙祷を行っています。戦後79 年を経た今日もこうした慣行が続けられていることに、深甚なる謝意を示します。
     
  2. 黙祷に先立ち、オム・ビルラ下院議長は議場において、原爆犠牲者を追悼して、以下の発言を行いました(発言はヒンディー語)。
    1. 79年前の1945年8月6日と9日、日本の広島と長崎に核爆弾が投下された。その結果、多くの人々が命を落とし、負傷し、あるいは一生を棒に振ることになってしまった。原爆は、人類に核兵器の惨状を知らしめた。長い年月が経った今日でも、広島と長崎の人々は核放射線による被害に苦しんでいる。
    2. 今日を契機として、大量破壊兵器からの武装解除を改めて誓う。下院は、核兵器を廃棄し、世界の平和、調和、博愛を広めることを連帯して誓う。
    3. 下院は原爆の被害を受けた日本の人々を追悼するため、黙祷を捧げる。