【事前告知】メガラヤ州東カシ丘陵地区ベルフォンテコミュニティカレッジ校水供給設備及び衛生設備整備計画に関する供与式の実施

令和6年3月14日
 令和6年3月19日、メガラヤ州シロン市において、令和4年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「メガラヤ州東カシ丘陵地区ベルフォンテコミュニティカレッジ校水供給設備及び衛生設備整備計画」の供与式を実施いたします。
 
 草の根・人間の安全保障無償資金協力は、開発途上国の多様な基本的なニーズに応えるために1989年に導入された制度で、インドではこれまでに、学校や職業訓練校の建設、砂防ダムの建設、医療機材の供与などの支援を行ってまいりました。
 
 本供与式には、被供与団体であるNGO「メリー・アワー・ヘルプ訓練センター(Mary Our Help Training Centre)」よりエリザベス・ジョージ代表、在インド日本国大使館より小寺次郎参事官が出席いたします。
 
 被供与団体は、2010年にメガラヤ州東カシ丘陵地区にベルフォンテコミュティカレッジ校を設立し、貧困家庭の子どもや若者に対して普通教育や職業訓練を無償で提供しており、現在、同校には約900人の学生が在籍しています。一方で、同校では、貯水タンクの不足により水の利用が午前中のみに制限され、また、学生数と比べてトイレや手洗い場の数が不足していることが、喫緊の課題となっていました。
 
 本件は、同校に対して貯水タンクなどの水供給設備およびトイレや手洗い場などの衛生設備を供与する総額約832万円のプロジェクトであり、本件を通じて、必要十分な水量を確保し、学生たちの屋外での排泄を抑制し、手指を清潔に保つといった衛生環境の改善に寄与いたします。
 
 今回の対インド草の根・人間の安全保障無償資金協力により、対象地域の人々の生活が向上するとともに、日本とインドの友好・協力関係のさらなる強化につながることが期待されます。