令和4年度対インド草の根無償資金協力に係る贈与契約署名の実施

令和5年3月14日
令和5年3月14日、令和4年度対インド草の根無償資金協力「メガラヤ州東カシ丘陵地区ベルフォンテコミュニティカレッジ校水供給設備及び衛生設備整備計画」の贈与契約(G/C)について、鈴木浩駐インド日本国特命全権大使とクリスティーナ・カルコンゴール メリー・アワー・ヘルプ訓練センター代表が署名を行いました。
 
草の根無償資金協力は、開発途上国の地方公共団体、教育・医療機関、並びに途上国において活動している国際及びローカルNGO(非政府団体)等が実施する比較的小規模なプロジェクトに対し、在外公館が中心となって資金協力を行うものです。
今回署名された案件概要は、以下のとおりです。
 
草の根・人間の安全保障無償資金協力
「メガラヤ州東カシ丘陵地区ベルフォンテコミュニティカレッジ校水供給設備及び衛生設備整備計画」
被供与団体:メリー・アワー・ヘルプ訓練センター
供与額:約832万円
 
本事業は、被供与団体であるメリー・アワー・ヘルプ訓練センター(Mary Our Help Training Centre)が水供給設備及び衛生設備を整備することにより、同校が運営するベルフォンテコミュニティカレッジ校に必要な水供給や衛生環境改善に寄与するものです。

被供与団体は2010年に、メガラヤ州東カシ丘陵地区にベルフォンテコミュニティカレッジ校を設立し、主に貧困家庭等の子どもや若者を対象に、普通教育や職業訓練を無償で提供しています。
 
一方、貯水タンク等の水供給設備不足のため、同校利用者である生徒やスタッフが利用する十分な水量を確保できていないほか、生徒数に対してトイレ及び手洗い場の数が不足しており、水供給設備及び衛生設備の整備が課題となっています。
 
本整備計画は、ベルフォンテコミュニティカレッジ校に水供給設備及び衛生設備の整備することで、同校に必要な水量の供給が可能となり、屋外排泄が抑制され、手指を常に清潔に保てることから衛生環境改善に寄与します。
 
対インド草の根無償資金協力により、対象地域の人々の生活が向上されるとともに、日本とインドの友好・協力関係が更に強化されることが期待されます。 
(被供与団体:クリスティーナ・カルコンゴール メリー・アワー・ヘルプ訓練センター代表)


(鈴木浩駐インド日本国特命全権大使)