【事前告知】ウッタラカンド州デラドゥン県移動教室バス整備計画に関する供与式典の実施

令和4年12月5日
令和4年12月8日、ウッタラカンド州デラドゥン県において、令和3年度草の根無償資金協力「ウッタラカンド州デラドゥン県移動教室バス整備計画」の供与式が開催されます。
 
本式典には、被供与団体であるNGO団体「アスラ基金(AASRAA Trust)」からニール・カナ事務局長兼役員、在インド日本国大使館から北郷恭子経済公使と西隆平一等書記官が出席します。
 
本件は、総額約653万円のプロジェクトで、ウッタラカンド州デラドゥン県内計9つのスラムの子どもを対象に基礎教育や通学サービス、そして、パソコン教育の施設がない公立学校の生徒に対しパソコン教育を提供することを目的に、改造した大型バス2台及び教育活動用機材一式を供与したものです。
 
草の根無償資金協力は、開発途上国の多様なニーズに応えるために1989年に導入された制度で、これまでインドでは、学校、職業訓練校や砂防ダムの建設、医療機材の供与等の支援を行ってきました。
 
被供与団体「アスラ基金(AASRAA Trust)」は、2009年に設立された非営利団体で、ウッタラカンド州デラドゥン県のストリートチルドレン、貧しい子ども、学校を中退した子ども等に対する基礎教育、職業訓練(主にパソコン教育)等、子どもの教育提供に特化した活動を行っています。
 
本件を通じて、ウッタラカンド州デラドゥン県の学習機会を逸している子どもが、基礎教育及びパソコン教育を受けることが可能になり、同地域の学習環境改善に寄与します。
 
今回の日本の支援により、対象地域の子どもの学習機会が向上することを期待するとともに、日印国交樹立70周年を迎え節目となる日本とインドの友好・協力関係を更に強化して参ります。