着任の御挨拶

令和4年11月29日
上皇・上皇后両陛下が1960年に植樹された菩提樹の前で
 11月9日、駐インド日本国大使として着任し、28日にムルム大統領に信任状を捧呈しました。
 
 モディ首相と安倍総理は、2012年から2020年まで15回にわたり首脳会談を行い、これに私は総理秘書官として同席し、二人の首脳がお互いを尊敬し、共に手を携えて日印関係を飛躍的に発展させていく姿を見て参りました。
                 
 日本とインドは、「自由で開かれたインド太平洋」という理念を共有し、特別戦略的グローバル・パートナーシップの下で協力を深めて来ました。近年では、日米豪印(QUAD)首脳会合や外務・防衛閣僚会合(「2+2」)等、ハイレベル会合も数多く開催されています。
 
 日印間の協力関係は、外交・防衛分野のみならず、投資・ビジネス、インフラ整備、人材育成など多岐にわたり、多くの日本企業が当地で活躍しておられます。今後進出される企業を含め、日本企業の皆様の当地での活動が円滑なものになるように尽力してまいりたいと思っております。そして、長年、日印の草の根交流に携わってこられた日本人の方々も、力強くバックアップしていく所存です。
 
 今年は、日印外交関係樹立70周年であり、長きにわたる友情を共に慶祝する年です。来月は、インドがG20の議長国に就任します。世界の繁栄と発展のため、インドが重要な役割を果たされることを祈念しています。日本は、友人として協力を惜しみません。
 
 そして来年は日本がG7の議長国に就任します。G7とG20の連携を強化する上で、日本とインドの緊密な協力は非常に重要です。岸田総理は本年3月に最初の外国訪問先としてインドを訪問され、特別戦略的グローバル・パートナーシップの更なる強化を重視する方針を明確に打ち出されています。
 
 日印関係の強化にとって重要なこの時期に、大使として働けることを大変ありがたく思っています。モディ首相と安倍総理が育まれた類まれなる友情を道しるべに、私も、インドの方々と熱い友情を築いていきたいと願っています。皆様のご支援、ご協力を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
 
令和4年11月

駐インド日本国特命全権大使
鈴木 浩