草の根無償資金協力事業の供与式5件の実施について
令和4年4月6日
草の根無償資金協力に関する供与式5件の実施に関するお知らせです。
草の根無償資金協力は、開発途上国の多様なニーズに応えるために1989年に導入された制度で、これまでインドでは、学校、職業訓練校や砂防ダムの建設、医療機材の供与等の支援を行ってきました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で保留にしていた対面開催の供与式について、ようやくお披露目の場を迎えられることとなりました。
1.令和4年4月11日:令和2年度草の根無償資金協力「ウッタルプラデシュ州ガーズィヤーバード県アンチャル病院医療機材整備計画」の供与式
2.令和4年4月13日:令和元年度草の根無償資金協力「デリー準州アショク・ビハール地区における貧困層のための母子保健医療機材整備計画」
3.令和4年4月19日:令和元年度草の根無償資金協力「ウッタルプラデシュ州ノイダ県における農村部貧困層のための眼科医療機器整備計画」
4.令和4年4月20日:令和元年度草の根無償資金協力「ウッタルプラデシュ州マトゥラ県における貧困」
5.令和4年4月27日:令和2年度草の根無償資金協力「マニプール州西インパール県シジャ病院眼科医療機器整備計画」供与式層のための眼科医療機器整備計画」
1.令和4年4月11日、ウッタルプラデシュ州ガーズィヤーバード県において、令和2年度草の根無償資金協力「ウッタルプラデシュ州ガーズィヤーバード県アンチャル病院医療機材整備計画」の供与式が開催されます。
本式典には、被供与団体であるNGO団体「アンチャル慈善基金(Anchal Charitable Trust)」からサンジーヴ・シール代表、在インド日本国大使館から鈴木哲駐インド日本国特命全権大使が出席します。
本件は総額約730万円のプロジェクトで、ウッタルプラデシュ州ガーズィヤーバード県において、健康問題を抱えた貧困層の人々へ、安価で質の高い保険医療サービスを迅速に提供することを目的に、アンチャル病院医療機材を供与したものです。
被供与団体「アンチャル慈善基金(Anchal Charitable Trust)」は、1993年に設立された非営利団体で、デリー準州、ウッタルプラデシュ州、ウッタルカンド州を中心に、医療・教育・女性のエンパワーメント等幅広い分野において貧困層を対象とした支援を行っています。被供与団体の活動は、地域に感謝されており、現在、安価で質の良い治療を迅速に提供するため、病院の医療環境を更新すべく、尽力しています。
本件を通じて、ガーズィヤーバード県周辺の貧困層の早期発見と適切な治療を確実にし、患者が治療を受けないままになるのを防ぎます。
日本の草の根無償資金協力の支援により、医療機器を提供することで、被供与団体は年間約48,000人の恵まれない患者に適切な医療サービスを提供できるようになります。
2.令和4年4月13日、デリー準州アショク・ビハール地区において、令和元年度草の根無償資金協力「デリー準州アショク・ビハール地区における貧困層のための母子保健医療機材整備計画」の供与式が開催されます。
本式典には、被供与団体である「ジヴォダヤ病院(Jivodaya Hospital)」からシスター・ジョリー・ジョセフ代表、在インド日本国大使館から河津邦彦次席が出席します。
本件は総額約770万円のプロジェクトで、デリー準州アアショク・ビハール地区において、貧困地域の妊産婦へ迅速で質の高い医療サービスを提供することを目的に、母子保健医療機材を供与したものです。
病院は1980年に設立され、地域周辺の恵まれない人々へ、食事や宿泊施設等の幅広い医療サービスを無料または安価で提供してきました。また、健康、公衆衛生、母子保健に関する様々な啓発活動を積極的に行っています。しかし、同団体の保有する医療器材は老朽化が進み、故障が頻発するなど支障を来たしており、より多くの患者に医療サービスを提供することは困難となっています。
日本の草の根無償資金協力の支援により、医療機器を提供することで、被供与団体は年間約400件の分娩を含む約5,700人の恵まれない妊産婦及び乳児に適切な医療サービスを提供できるようになります。
3.令和4年4月19日、ウッタルプラデシュ州ノイダ県において、令和元年度草の根無償資金協力「ウッタルプラデシュ州ノイダ県における農村部貧困層のための眼科医療機器整備計画」の供与式が開催されます。
本式典には、被供与団体である「イシュワル慈善団体(Ishwar Charitable Trust)」からチョードリー・スシル代表、在インド日本国大使館から宮本新吾公使が出席します。
本件は総額約740万円のプロジェクトで、ウッタルプラデシュ州ノイダ県において、農村部貧困層へ迅速で質の高い眼科医療サービスを提供することを目的に、アイケア病院・大学院の医療機器を供与したものです。
被供与団体「イシュワル慈善団体(Ishwar Charitable Trust)」は、1993年にアイケア病院・大学院を設立し、恵まれない地元の人々に無料または安価で眼科医療サービスを提供しています。 その後、約239万件の眼科手術(約175万件は無料で実施)及び眼科医療サービスを320万件以上の地域の方へ無料で提供してきました。 一方、需要が高いため、医療機器が老朽化し、診察の精度や効率が低下していることが課題となっています。
日本の草の根無償資金協力の支援により、眼科医療機器を提供することで、被供与団体は年間約22,000人の恵まれない眼科患者へ提供される医療サービスの効率性及び質を向上することができます。
4. 令和4年4月20日、ウッタルプラデシュ州マトゥラ県において、令和元年度草の根無償資金協力「ウッタルプラデシュ州マトゥラ県における貧困層のための眼科医療機器整備計画」の供与式が開催されます。
本式典には、被供与団体であるNGO団体「カリヤナム・カロティ(Kalyanam Karoti)」からスニル・クマール・シャルマ代表、在インド日本国大使館から宮本新吾公使が出席します。
本件は総額約900万円のプロジェクトで、ウッタルプラデシュ州マトゥラの恵まれない人々へ迅速で質の高い眼科医療サービスを提供することを目的に、ウッタルプラデシュ州ガーズィヤーバード県において、健康問題を抱えた貧困層の人々へ、眼科医療機器を供与したものです。
被供与団体「カリヤナム・カロティ(Kalyanam Karoti)」は、1981年の設立以来、慈善活動の一環として、マトゥラ地区とその周辺の貧困層や高齢者を対象とした眼科医療サービスの提供を行っており、地域から感謝されています。被供与団体は、約125,000件の白内障手術を無料で含む約74万回の眼科治療及び診察を行ってきました。しかし、既存の機材だけでは不足し、患者を待たせてしまうなど支障を来たしているため、増加する患者数に対応するためには新規機器の整備が急務となっています。
日本の草の根無償資金協力の支援により、眼科医療機器を提供することで、被供与団体は医療サービスの効率を改善し、年間約4,000人の眼科手術患者を含めた約14,000人の患者に対し、より適切な眼科医療を提供できるようになります。
5.令和4年4月27日、マニプール州西インパール県において、令和2年度草の根無償資金協力「マニプール州西インパール県シジャ病院眼科医療機器整備計画」供与式が開催されます。
本式典には、被供与団体であるNGO団体「シジャ財団(Shija Foundation)」からラージクマール・二マイ・シン代表、スレーシュ・シン・トクチョム秘書役、在インド日本国大使館から宮本新吾公使が出席します。
本件は総額約710万円のプロジェクトで、マニプール州西インパール県において、眼疾患患者と社会経済的に脆弱な地域の方へ質の高い手頃な価格の眼科医療サービスを迅速に提供することを目的に、眼科医療機器を供与したものです。
被供与団体である「シジャ財団(Shija Foundation)」は、1993年にマニプール州西インパール県にシジャ病院と研究センターを設立して以来、眼科医療サービスを提供してきました。
被供与団体は、2019年に2,000件以上の白内障手術だけではなく、角膜治療や子供の眼の疾患の治療も実施してきました。しかし、緑内障や糖尿病性網膜症などの重篤な眼疾患を診断・治療について、専門医療機器が不足しています。そのため、病院で治療を受けられない患者を医療施設が整っているアッサム州の病院へ送る必要がありました。 近隣の州に行って治療を受けることは、すでに苦しんでいる患者が、異なる言語の州でコミュニケーションをとる必要がある上、経済的にも負担がかかります。
日本の草の根無償資金協力の支援により、眼科医療機器を提供することで、緑内障や糖尿病性網膜症等の治療が可能となり、眼科医療サービスの効率性が向上します。これにより、年間約280人の眼疾患患者の診断・治療が可能となるとともに、地域住民がマニプール州内で眼科医療サービスを受けられるようになります。
今回の支援により、対象地域の人々の医療環境の改善及び医療サービスへのアクセスが向上することを期待するとともに、日印国交樹立70周年を迎え節目となる日本とインドの友好・協力関係を更に強化して参ります。
草の根無償資金協力は、開発途上国の多様なニーズに応えるために1989年に導入された制度で、これまでインドでは、学校、職業訓練校や砂防ダムの建設、医療機材の供与等の支援を行ってきました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で保留にしていた対面開催の供与式について、ようやくお披露目の場を迎えられることとなりました。
1.令和4年4月11日:令和2年度草の根無償資金協力「ウッタルプラデシュ州ガーズィヤーバード県アンチャル病院医療機材整備計画」の供与式
2.令和4年4月13日:令和元年度草の根無償資金協力「デリー準州アショク・ビハール地区における貧困層のための母子保健医療機材整備計画」
3.令和4年4月19日:令和元年度草の根無償資金協力「ウッタルプラデシュ州ノイダ県における農村部貧困層のための眼科医療機器整備計画」
4.令和4年4月20日:令和元年度草の根無償資金協力「ウッタルプラデシュ州マトゥラ県における貧困」
5.令和4年4月27日:令和2年度草の根無償資金協力「マニプール州西インパール県シジャ病院眼科医療機器整備計画」供与式層のための眼科医療機器整備計画」
1.令和4年4月11日、ウッタルプラデシュ州ガーズィヤーバード県において、令和2年度草の根無償資金協力「ウッタルプラデシュ州ガーズィヤーバード県アンチャル病院医療機材整備計画」の供与式が開催されます。
本式典には、被供与団体であるNGO団体「アンチャル慈善基金(Anchal Charitable Trust)」からサンジーヴ・シール代表、在インド日本国大使館から鈴木哲駐インド日本国特命全権大使が出席します。
本件は総額約730万円のプロジェクトで、ウッタルプラデシュ州ガーズィヤーバード県において、健康問題を抱えた貧困層の人々へ、安価で質の高い保険医療サービスを迅速に提供することを目的に、アンチャル病院医療機材を供与したものです。
被供与団体「アンチャル慈善基金(Anchal Charitable Trust)」は、1993年に設立された非営利団体で、デリー準州、ウッタルプラデシュ州、ウッタルカンド州を中心に、医療・教育・女性のエンパワーメント等幅広い分野において貧困層を対象とした支援を行っています。被供与団体の活動は、地域に感謝されており、現在、安価で質の良い治療を迅速に提供するため、病院の医療環境を更新すべく、尽力しています。
本件を通じて、ガーズィヤーバード県周辺の貧困層の早期発見と適切な治療を確実にし、患者が治療を受けないままになるのを防ぎます。
日本の草の根無償資金協力の支援により、医療機器を提供することで、被供与団体は年間約48,000人の恵まれない患者に適切な医療サービスを提供できるようになります。
2.令和4年4月13日、デリー準州アショク・ビハール地区において、令和元年度草の根無償資金協力「デリー準州アショク・ビハール地区における貧困層のための母子保健医療機材整備計画」の供与式が開催されます。
本式典には、被供与団体である「ジヴォダヤ病院(Jivodaya Hospital)」からシスター・ジョリー・ジョセフ代表、在インド日本国大使館から河津邦彦次席が出席します。
本件は総額約770万円のプロジェクトで、デリー準州アアショク・ビハール地区において、貧困地域の妊産婦へ迅速で質の高い医療サービスを提供することを目的に、母子保健医療機材を供与したものです。
病院は1980年に設立され、地域周辺の恵まれない人々へ、食事や宿泊施設等の幅広い医療サービスを無料または安価で提供してきました。また、健康、公衆衛生、母子保健に関する様々な啓発活動を積極的に行っています。しかし、同団体の保有する医療器材は老朽化が進み、故障が頻発するなど支障を来たしており、より多くの患者に医療サービスを提供することは困難となっています。
日本の草の根無償資金協力の支援により、医療機器を提供することで、被供与団体は年間約400件の分娩を含む約5,700人の恵まれない妊産婦及び乳児に適切な医療サービスを提供できるようになります。
3.令和4年4月19日、ウッタルプラデシュ州ノイダ県において、令和元年度草の根無償資金協力「ウッタルプラデシュ州ノイダ県における農村部貧困層のための眼科医療機器整備計画」の供与式が開催されます。
本式典には、被供与団体である「イシュワル慈善団体(Ishwar Charitable Trust)」からチョードリー・スシル代表、在インド日本国大使館から宮本新吾公使が出席します。
本件は総額約740万円のプロジェクトで、ウッタルプラデシュ州ノイダ県において、農村部貧困層へ迅速で質の高い眼科医療サービスを提供することを目的に、アイケア病院・大学院の医療機器を供与したものです。
被供与団体「イシュワル慈善団体(Ishwar Charitable Trust)」は、1993年にアイケア病院・大学院を設立し、恵まれない地元の人々に無料または安価で眼科医療サービスを提供しています。 その後、約239万件の眼科手術(約175万件は無料で実施)及び眼科医療サービスを320万件以上の地域の方へ無料で提供してきました。 一方、需要が高いため、医療機器が老朽化し、診察の精度や効率が低下していることが課題となっています。
日本の草の根無償資金協力の支援により、眼科医療機器を提供することで、被供与団体は年間約22,000人の恵まれない眼科患者へ提供される医療サービスの効率性及び質を向上することができます。
4. 令和4年4月20日、ウッタルプラデシュ州マトゥラ県において、令和元年度草の根無償資金協力「ウッタルプラデシュ州マトゥラ県における貧困層のための眼科医療機器整備計画」の供与式が開催されます。
本式典には、被供与団体であるNGO団体「カリヤナム・カロティ(Kalyanam Karoti)」からスニル・クマール・シャルマ代表、在インド日本国大使館から宮本新吾公使が出席します。
本件は総額約900万円のプロジェクトで、ウッタルプラデシュ州マトゥラの恵まれない人々へ迅速で質の高い眼科医療サービスを提供することを目的に、ウッタルプラデシュ州ガーズィヤーバード県において、健康問題を抱えた貧困層の人々へ、眼科医療機器を供与したものです。
被供与団体「カリヤナム・カロティ(Kalyanam Karoti)」は、1981年の設立以来、慈善活動の一環として、マトゥラ地区とその周辺の貧困層や高齢者を対象とした眼科医療サービスの提供を行っており、地域から感謝されています。被供与団体は、約125,000件の白内障手術を無料で含む約74万回の眼科治療及び診察を行ってきました。しかし、既存の機材だけでは不足し、患者を待たせてしまうなど支障を来たしているため、増加する患者数に対応するためには新規機器の整備が急務となっています。
日本の草の根無償資金協力の支援により、眼科医療機器を提供することで、被供与団体は医療サービスの効率を改善し、年間約4,000人の眼科手術患者を含めた約14,000人の患者に対し、より適切な眼科医療を提供できるようになります。
5.令和4年4月27日、マニプール州西インパール県において、令和2年度草の根無償資金協力「マニプール州西インパール県シジャ病院眼科医療機器整備計画」供与式が開催されます。
本式典には、被供与団体であるNGO団体「シジャ財団(Shija Foundation)」からラージクマール・二マイ・シン代表、スレーシュ・シン・トクチョム秘書役、在インド日本国大使館から宮本新吾公使が出席します。
本件は総額約710万円のプロジェクトで、マニプール州西インパール県において、眼疾患患者と社会経済的に脆弱な地域の方へ質の高い手頃な価格の眼科医療サービスを迅速に提供することを目的に、眼科医療機器を供与したものです。
被供与団体である「シジャ財団(Shija Foundation)」は、1993年にマニプール州西インパール県にシジャ病院と研究センターを設立して以来、眼科医療サービスを提供してきました。
被供与団体は、2019年に2,000件以上の白内障手術だけではなく、角膜治療や子供の眼の疾患の治療も実施してきました。しかし、緑内障や糖尿病性網膜症などの重篤な眼疾患を診断・治療について、専門医療機器が不足しています。そのため、病院で治療を受けられない患者を医療施設が整っているアッサム州の病院へ送る必要がありました。 近隣の州に行って治療を受けることは、すでに苦しんでいる患者が、異なる言語の州でコミュニケーションをとる必要がある上、経済的にも負担がかかります。
日本の草の根無償資金協力の支援により、眼科医療機器を提供することで、緑内障や糖尿病性網膜症等の治療が可能となり、眼科医療サービスの効率性が向上します。これにより、年間約280人の眼疾患患者の診断・治療が可能となるとともに、地域住民がマニプール州内で眼科医療サービスを受けられるようになります。
今回の支援により、対象地域の人々の医療環境の改善及び医療サービスへのアクセスが向上することを期待するとともに、日印国交樹立70周年を迎え節目となる日本とインドの友好・協力関係を更に強化して参ります。