令和2年度対インド草の根無償資金協力に係る贈与契約署名の実施

令和3年3月30日、令和2年度対インド草の根無償資金協力「ウッタルプラデシュ州ガーズィヤーバード県アンチャル病院医療機材整備計画」、「ウッタルプラデシュ州ラキンプル・ケリ県シュロフ慈善眼科病院眼科医療機器整備計画」、「ウッタルプラデシュ州アムロハ県聖ハルダヤ病院医療機器整備計画」及び「マニプール州西インパール県シジャ病院眼科医療機器整備計画」の贈与契約（G／C）について署名が行われました。
 
草の根無償資金協力は、開発途上国の地方公共団体、教育・医療機関、並びに途上国において活動している国際及びローカルNGO（非政府団体）等が実施する比較的小規模なプロジェクトに対し、在外公館が中心となって資金協力を行うものであり、今回、鈴木哲駐インド日本国大使と各被供与団体の代表により署名された4案件の総額は約2，930万円で、各案件の概要は以下のとおりです。
 
（1）「ウッタルプラデシュ州ガーズィヤーバード県アンチャル病院医療機材整備計画」
（被供与団体：アンチャル慈善基金）
本事業は、ウッタルプラデシュ州の病院において、貧困層及び社会的に脆弱な層のために医療機器を供与するもので、供与額は約740万円。
 
（2）「ウッタルプラデシュ州ラキンプル・ケリ県シュロフ慈善眼科病院眼科医療機器整備計画」
（被供与団体：シュロフ慈善眼科病院）
本事業は、ウッタルプラデシュ州の眼科病院において、貧困層のために医療機器を供与するもので、供与額は約680万円。
 
（3）「ウッタルプラデシュ州アムロハ県聖ハルダヤ病院医療機器整備計画」
（被供与団体：教育と孤児のための聖ハルダヤ福祉協会）
本事業は、ウッタルプラデシュ州の高齢者施設において、貧困層及び身寄りのないお年寄りのために医療機器を供与するもので、供与額は約795万円。
 
（4）「マニプール州西インパール県シジャ病院眼科医療機器整備計画」
（被供与団体：シジャ財団）
本事業は、マニプール州の眼科病院において、貧困層のために眼科医療機器を供与するもので、供与額は約720万円。
 
今回の草の根無償により、対象地域の人々の生活が向上されるとともに、日本とインドの友好・協力関係が更に強化されることが期待されます。