円借款によるデリーメトロ・グレーライン(ナジャフガール~ダンサ・バススタンド間)開業

令和3年9月18日
2021918日、日本政府が円借款を通して積極的に支援してきたデリーメトロ(フェーズ3)のグレーラインのナジャフガール(Najafgarh)~ダンサ・バススタンド(Dhansa Bus Stand)間が開業しました。同区間の完成により、デリーメトロがデリー南西部郊外のナジャフガールに直接乗り入れ、同地区における公共交通ネットワークが強化されました。また、同区間の完成により、日本政府が支援してきたデリーメトロ(フェーズ3)のすべての区間が開業しました。今回開業した区間には、日本企業も参画しています。施工監理コンサルタントとして株式会社オリエンタル・コンサルタンツ・グローバルが、信号システムの納入には日本信号株式会社がそれぞれ参画しているほか、レールには日本製鉄製のものが採用され、その調達を三井物産株式会社が行っており、また、メトロ車両には三菱電機株式会社の推進機器が採用されています。
 
 開催された開業式典には、インド側からハルディープ・シン・プリ住宅都市大臣、アルヴィンド・ケジリワル・デリー準州首相、日本側からは鈴木哲駐インド大使が出席しました。(鈴木大使の式典挨拶はこちら
 
 日本政府は引き続き、デリーメトロを積極的に支援することとしており、後続のプロジェクトである「デリーメトロ(フェーズ4)」にも円借款を供与しています。