ウッタルプラデシュ州アラハバード県における 草の根無償資金協力による医療機器整備計画に関する供与式典の実施

令和2年2月10日
令和2年2月14日、ウッタルプラデシュ州アラハバード県において、平成29年度草の根無償資金協力「ウッタルプラデシュ州アラハバード県におけるハンセン病患者のための医療機器整備計画」の供与式典が開催されます。

本式典には、被供与団体であるNGO団体「インド・ハンセン病救済基金(Leprosy Mission Trust India)」からルービー・マルシャラ院長、在インド日本大使館から熊谷直樹公使が出席します。
 
草の根無償資金協力は、開発途上国の多様なニーズに応えるために1989年に導入された制度で、これまでインドでは、学校、職業訓練校や砂防ダムの建設、医療機材の供与等の支援を行ってきました。
 
本件は総額約800万円のプロジェクトで、ウッタルプラデシュ州アラハバード県において、貧困層のハンセン病患者を対象とした医療機器を供与したものです。
 
被供与団体「インド・ハンセン病救済基金」(Leprosy Mission Trust India)」は、1874年に設立された非営利団体で、インドの複数地域でハンセン病患者のための病院や職業訓練所を運営しており、無償または安価な価格で治療を提供しています。同病院で使用している機器の多くは老朽化がすすみ、迅速に検査や治療を行うことができなくなっていました。
 
本件を通じて、年間約10,000名のハンセン病患者に対し、より適切な医療サービスを提供することが可能となり、彼らの健康や生活の改善が期待されます。
 
今回の支援により、対象地域の人々の医療環境が向上されるとともに、日本とインドの友好・協力関係が更に強化されることが期待されます。
(了)