第2回レジリエントなインフラに関する国際ワークショップへの平松大使の出席

平成31年3月19日
3月19日、「第2回レジリエントなインフラに関する国際ワークショップ」(2nd International Workshop on Disaster Resilient Infrastructure)が、インド政府の主催、国連国際防災戦略(UNISDR)の共催により、デリー市内(於:タージ・マハル・ホテル)で開催されました。

この会議は、災害に対してレジリエントなインフラの構築をグローバルに推進していくため、最新の知見や技術を共有するとともに、今後の課題やその対応策について議論する国際会議で、2018年に続き、今回が2回目となります。また、インドのモディ首相は、「レジリエントなインフラに関するコアリション」(Coalition for Disaster Resilient Infrastructure)の設立を提唱しており、同コアリションの設立に向けた課題等についても議論されました。

日本は、災害が多発する中で、災害に強いインフラ構築を進めてきていることから、この分野における貢献が期待されており、今回の会議においても、官民の専門家が多数議論に参加しました。

その中で、平松大使は、外国政府からの参加者として唯一、オープニング・セレモニーにおいて演説し、防災はグローバルな課題であることから、幅広いステークホルダーが連携することがしていくことが必要であり、災害多発国・日本として、今回のインド政府のイニシアティブを高く評価しました。また、日本は本年G20議長国として、「レジリエントなインフラ」という要素を含む質の高いインフラ投資に係る原則の策定を目指していることに言及しつつ、レジリエントなインフラ構築に向け、我が国の知見や経験の共有を始めとする協力を行うとともに、日本として、「レジリエントなインフラに関するコアリション」のを含め、今後の議論に積極的に参加し、可能な貢献を行っていく考えであることを強調しました。(平松大使の演説全文はこちら。)

なお、オープニング・セレモニーでは、共催者である国連国際防災戦略を代表して、水鳥真美・事務総長特別代表も演説しました。