オンライン日本週間2021の実施について

令和3年10月14日

当館、国際交流基金ニューデリー事務所及びJICAブータン事務所は、日本とブータンの文化交流をより一層促進するため、ブータン王国政府の協力を得て,2021年10月9日(土)から10月14日(木)まで、オンラインにより「日本週間2021」を開催しました。
10月9日午前に日本週間のオープニングセレモニーが、同日午後に柔道場開所式が開催されました。また、同月10日に文化庁文化交流使の大田宗達氏によるオンラインイベントが、11~13日まで国際交流基金ニューデリー事務所によるオンラインイベントがそれぞれ開催されました。
上記のほか、ブータン国営放送BBSにおいて、国際交流基金・NHK共同制作番組「Explore Japan」が9日(土)から14日(木)まで放送されました。
 
(参考)開催案内

 https://www.in.emb-japan.go.jp/jointad/bt/itpr_ja/11_000001_00329.html

日本週間オープニングセレモニー

2021年10月9日、日本週間のフラッグシップイベントとして、「日本週間オープニングセレモニー」がオンラインで開催されました。
本式典の冒頭、日本及びブータンの国歌演奏及びブータンのペルキルスクールの学生による歓迎の踊りが披露されました。引き続き、鈴木大使による開会挨拶、タンディ・ドルジ・ブータン外務大臣による来賓代表挨拶の後、ブータン柔道協会による柔道デモンストレーション及び柔道ダンス、ブータン空手協会による空手デモンストレーション及びペルキルスクールの学生によるカルチュラル・ダンスが披露されました。式典の最後には、JICAブータン事務所の渡辺所長より閉会挨拶が述べられました。
 
鈴木大使の開会挨拶において、東京2020オリンピック・パラリンピック大会への出場選手に対する祝意とともに、日本とブータンの人的交流の重要性及び今後の発展を期待する旨が述べられました。(スピーチ原稿はこちら
また,タンディ・ドルジ外務大臣からは、日本週間が日本とブータンの友好関係を祝い、互いの理解と協力に貢献する機会となることを期待するとともに、コロナ禍における東京2020オリンピック・パラリンピック大会の成功に係る日本政府への祝意や、日本政府による対ブータン開発協力等の様々な支援に対する謝意とともに、今後もさらに日本とブータンの友好協力関係に強固にしたい旨述べられました。


(式典中の写真)

   

   

日本週間オープニングセレモニーのライブ配信動画

本式典は、在インド日本国大使館のYoutubeチャンネルでライブ配信されました。ライブ配信の様子については,以下のリンクからご覧いただけます。

https://youtu.be/T49vTF2GQxk

柔道場開所式

我が国の対ブータン草の根文化無償資金協力の第1号案件として、ブータンの首都ティンプーにおいて建設が進められていた「ブータン柔道場建設計画」が本年7月に完成したことを踏まえ、2021年10月9日、建設サイトであるペルキルスクール敷地内の柔道場と、在インド日本大使館、講道館、全日本柔道連盟及び甲南大学といった日本側関係機関の間をオンラインで結び、柔道場開所式が盛大に祝われました。
 
「ブータン柔道場建設計画」は、ブータン国内の柔道競技の普及、練習環境の改善及び同国選手の競技力向上を図ることを目的として実施されたものです。2018年に贈与契約(G/C)署名式が行われ、被供与団体であるブータン柔道協会により、ティンプー市内のペルキルスクール敷地内に国際規格の試合場(2面)を有する柔道場1棟が建設されました。
 
本式典の冒頭、タンディ・ドルジ・ブータン外務大臣による柔道場の除幕式が行われ、柔道場において我が国支援であることを示す記念碑が披露されました。引き続き、鈴木大使による開会挨拶、タンディ・ドルジ外務大臣による来賓代表挨拶、上村春樹講道館館長及び山下泰裕全日本柔道連盟会長による祝辞、山崎俊輔甲南大学教授及び東京2020オリンピック大会柔道男子60kg級出場選手のガワン・ナムゲル氏による講演がそれぞれ行われました。また、ブータン柔道協会による柔道デモンストレーション及び柔道ダンスが披露されるとともに、式典の最後にはカルマ・ドルジ ブータン柔道協会会長より閉会の挨拶が述べられました。
 
鈴木大使による開会挨拶では、本件柔道場の完成・開所式に当たり、ブータンにおける柔道の普及・発展に尽力した日本・ブータン両国の関係者、特に柔道を通じて両国民の大きな友好の架け橋を築かれたジグミ・ケサル国王陛下に対する深甚な謝意、東京2020オリンピック・パラリンピック大会の出場選手及びコーチへの祝意とともに、ブータンにおける柔道と日本・ブータン友好関係のより一層の発展を願う旨述べられました。(スピーチ原稿はこちら
タンディ・ドルジ外務大臣からは、東京2020オリンピック・パラリンピック大会の成功への祝意とともに、本件柔道場を始めとするブータンに対する日本政府からの長年の支援に対する謝意を述べられました。また、本件柔道場がブータン人柔道選手の鍛錬の場となるとともに,日本とブータンの友好の絆となり、相互理解・協力関係の更なる強化に寄与することを期待する旨述べられました。


(式典中の写真)

  

   

 

柔道場開所式のライブ配信動画

本式典は、在インド日本国大使館のYoutubeチャンネルでライブ配信されました。ライブ配信の様子については,以下のリンクからご覧いただけます

https://youtu.be/96Yo0Y64hfA

オンラインイベント「日本的な詩歌の表現法-和歌 菓子 歌 舞」

2021年10月10日、文化庁の協力のもと,日本週間の「オンラインイベント『日本的な詩歌の表現法-和歌 菓子 歌 舞』」が開催されました。
 
本イベントでは、文化交流使の太田宗達氏が、日本の伝統的な和菓子の制作とともに、和歌や舞踊の披露が行われました。また,日本の秋桜の起源とされるヒマラヤの桜や、日本のお花見とブータンの「シャクナゲ祭り(Rhododendron Festival)」など、日本とブータンの共通点が紹介されました。
なお、本イベントは、コロナ禍において文化交流使が初めて行ったオンラインイベントです。


(イベント中の写真)

  

  

オンラインイベント「日本的な詩歌の表現法- 和歌 菓子 歌 舞」のライブ配信動画

本イベントは、在インド日本国大使館のYoutubeチャンネルでライブ配信されました。ライブ配信の様子については,以下のリンクからご覧いただけます。

https://youtu.be/DidJG6ZDBOg

国際交流基金ニューデリー事務所のオンラインイベント

2021年10月11日から13日までの間、国際交流基金ニューデリー事務所主催のオンラインイベント「折り紙ワークショップ」「生け花デモンストレーション」及び「盆踊りワークショップ」が開催されました。

オンラインイベント「折り紙ワークショップ」

2021年10月11日、デリーの折り紙愛好家団体であるOrigami Oritaiの代表であるAmandeep Kaur氏を講師に迎え、ブータンの2つの小学校の学生を対象に「折り紙ワークショップ」が実施されました。
ワークショップでは、かぶと、ハート、白鳥、星型の箱の4つの折り紙の折り方を丁寧に紹介され、折り紙を折るのが初めてのブータンの子どもたちは熱心に取り組み、生徒同士で助け合いながら作品を完成させました。
なお、本イベントは、国際交流基金ニューデリー事務所のYoutubeチャンネルでライブ配信されました。ライブ配信の様子については,以下のリンクからご覧いただけます。

https://youtu.be/UCjx_q0TdUE

オンラインイベント「生け花デモンストレーション」

2021年10月12日、いけばな草月流のデリー支部代表のVeena Dass氏による「生け花デモンストレーション」が実施されました。
Veena Dass氏には、4つの趣の異なる作品を活けていただき、最後はブータンの国旗をイメージしたダイナミックな作品が生まれました。
なお、本イベントは、国際交流基金ニューデリー事務所のYoutubeチャンネルでライブ配信されました。ライブ配信の様子については,以下のリンクからご覧いただけます。

https://youtu.be/B12CUwjgUHg

オンラインイベント「盆踊りワークショップ」

2021年10月13日、国際交流基金ニューデリー日本文化センターのスタッフを講師に迎え、ブータンの3つの学校の学生を対象に「盆踊りワークショップ」が実施されました。日本の夏の風物詩である盆踊りが紹介され、最初はぎこちなかった子どもたちもすぐに振りを覚え、全員で楽しく踊ることができました。
なお、本イベントは、国際交流基金ニューデリー事務所のYoutubeチャンネルでライブ配信されました。ライブ配信の様子については,以下のリンクからご覧いただけます。

https://youtu.be/YXGnoTH6VoE

 

その他

日本週間のフライヤー

以下のフライヤーは、ご自由にダウンロード可能です。


 

実施主体

共催:在インド日本国大使館、国際交流基金ニューデリー日本文化センター及びJICAブータン事務所
 
協力:ブータン政府

 

 
「オンライン日本週間2021」を楽しんでいただきありがとうございました。
タシ・デレク!!