ブータン日本週間2025の実施について

令和7年10月22日
 在ブータン日本国大使館、国際交流基金ニューデリー日本文化センター及びJICAブータン事務所は、日本とブータンの文化交流をより一層促進するため、ブータン王国政府の協力を得て、2025年10月17日(金)から19日(日)まで、「ブータン日本週間2025」を開催しました。

日本語スピーチコンテスト

 10月18日(土)午前 、国際交流基金ニューデリー日本文化センターが主催する日本語スピーチコンテストが開催されました。昨年に引き続き2回目となる当コンテストでは、日本語学校や、王室による若者の就職支援プログラムであるデスン・スキリング・プログラム(DSP)で日本語を学ぶ学生、独学で日本語を学ぶ学生など計16名が参加しました。なぜ日本に興味を持ったのか、ブータンと日本との共通点など、参加者それぞれがテーマを設定し、緊張しながらも一生懸命にスピーチする姿は心を打つものがありました。当コンテストの参加者には、協賛であるパナソニック・インディア社から提供された副賞が贈られました。

メインイベント

 10月18日(土)午後 、首都ティンプーの時計塔広場にステージを設営し、メインイベントが開催されました。当館からは小野大使、ブータン政府からは、ツェリン・ドブゲー首相、ディナ・ナート・ドゥンギャル外務・貿易大臣のほか政府関係者が来賓として参加されました。ステージ上では日本に関連した様々なパフォーマンスが披露され、日本の魅力発信に繋がる貴重な機会となりました。
 
 冒頭、小野大使のスピーチでは、スピーチの半分を現地語のゾンカ語で話し、ゲストや集まった観客からは感嘆の声が上がっていました。
 続くドゥンギャル外務・貿易大臣のスピーチでは、来年の日ブータン外交関係樹立40周年に向けて両国が協力して盛り上げていくことに言及されるなど、文化交流を通した両国の繋がりの強化への期待がしめされました。
 各プログラムの様子は以下のとおりです。




 

ブース展示

 10月17日(金)~19日(日)にかけて、時計塔広場のステージを囲む形で当館、国際交流基金、JICAブータン事務所、大日本土木、JAAB(ブータン日本同窓会協会)、デリーの日本食レストランEBISUのブースが展示されました。当館ブースではけん玉と折り紙体験、国際交流基金からは浴衣着付けと書道体験、JICAブータン事務所からはびゅんびゅんごま作り、味噌汁提供、お祭り体験(輪投げ・射的)、農業専門家による農産物等の販売、観光、書道、JICA活動紹介、大日本土木からは日本食の販売、JAABから献血ブース、EBISUからはエビフライロールの販売など、日本文化から食まで多様なブースが設置され、来場者は様々な日本の魅力を楽しんでいました。

映画上映

 国際交流基金により、10月17日(土)と18日(日)に計5本の映画が上映され、クレヨンしんちゃんなどのアニメからホラー映画まで、幅広いジャンルの映画を来場者は楽しんでいました。
 

実施主体

共催:在ブータン日本大使館、国際交流基金ニューデリー日本文化センター及びJICAブータン事務所
協力:ブータン政府