令和7年度対ブータン無償資金協力「人材育成奨学計画」に関する書簡の交換

令和7年7月23日
 令和7年7月17日、ブータン王国の首都ティンプーにおいて、ディナ・ナート・ドゥンギャル ブータン外務・貿易大臣の立会いの下、小野啓一駐ブータン王国日本国特命全権大使と、ペマ・ツォモ ブータン王国外務・貿易省二国間局長(Director, Department of Bilateral Affairs, Ministry of Foreign Affairs and External Trade, Royal Government of Bhutan)との間で、2億4,300万円を供与限度額とする無償資金協力「人材育成奨学計画」(若手行政官等の留学プログラム)に関する書簡の署名・交換が行われました。  本事業は,ブータンの若手行政官等が、我が国で修士または博士の学位を取得するのに必要な学費等を供与するものです。 本事業は2018年から実施されており、今回は8回目の交換公文の交換となります。現在、様々な政府機関から選抜された13名のブータン若手行政官が我が国の大学で修士または博士課程を受講しています。 本事業により修士号を取得した計36名の学生がブータンに帰国しており、日本での研究活動を含めた様々な知識と経験を生かしながらブータン国内で活躍しています。  今回のブータン支援により、同国政府内の政策立案能力向上がはかられるとともに、両国の友好・協力関係が一層強化されることが期待されます。