令和5年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「ティンプー県、サルパン県、ハ県、サムツェ県中古消防車整備計画」の供与式の実施

令和6年3月27日
 令和6年3月27日、ブータン国ティンプー市において、令和5年度度対ブータン草の根・人間の安全保障無償資金協力「ティンプー県、サルパン県、ハ県、サムツェ県中古消防車整備計画」の供与式を実施いたしました。
 
 本供与式には、被供与団体であるブータン警察本部消防救助局からチミ・ドルジ警察本部長、在インド日本国大使館から北郷恭子経済公使が出席しました。
 
 本件は、総額約2,118万円のプロジェクトで、彼らが直面している消防車両の老朽化ならびに防災・救助能力の強化という課題を解決するために、中古の消防車両4台と日本消防協会による技術支援プログラムを供与するものです。
 
 草の根・人間の安全保障無償資金協力は、開発途上国の多様なニーズに応えるために1989年に導入された制度で、これまでブータンでは、灌漑用水路の改修、用途に応じた各種車両の供与などの支援を行ってまいりました。
 
 今回の対ブータン草の根・人間の安全保障無償資金協力により、対象地域の人々の安全・安心が確保され、ブータンの消防力が向上するとともに、日本とブータンの友好・協力関係の更なる強化につながることが期待されます。