令和5年度対ブータン草の根・人間の安全保障無償資金協力に係る贈与契約署名の実施
令和6年3月13日
令和6年3月13日、令和5年度対ブータン草の根・人間の安全保障無償資金協力「ブータン地方部における児童虐待撲滅巡回体制整備計画」(巡回車両の供与)の贈与契約(G/C)について、鈴木浩駐ブータン王国日本国特命全権大使とヴェツォプ・ナムギャル駐日ブータン王国特命全権大使が署名を行いました。
草の根・人間の安全保障無償資金協力は、開発途上国の地方公共団体、教育・医療機関及び途上国において活動している国際及びローカルNGO(非政府団体)等が実施する比較的小規模なプロジェクトに対し、在外公館が中心となって資金協力を行うものです。
今回署名された案件の概要は、次のとおりです。
草の根・人間の安全保障無償資金協力
「ブータン地方部における児童虐待撲滅巡回体制整備計画」
被供与団体:ナジョーン・ラムトーン
供与額:約558万円
ブータンでは、失業率の増加に伴う貧困率の増加や治安の悪化により、女性や子どもに対する家庭内暴力の発生件数が増え、問題となっています。
被供与団体は児童保護団体であり、貧困率の高い地方部5県を含む7県において、低所得世帯70世帯の子ども約290人を対象に、生計向上支援(食糧や生活用品の配布)や児童虐待予防(相談・保護の実施)を目的とする巡回活動を行っています。また、ティンプー県内の児童養護施設で、未成年犯罪者更生を目的とする啓発活動も行っています。
しかし、被供与団体の交通手段はその児童養護施設が所有する車両1台に限られており、巡回活動を行う際には車両を高額で借上げる必要があるため、対象世帯をすべて訪問することができず、車両の追加整備が喫緊の課題となっていました。
本件により、被供与団体が、毎四半期に確実かつ機動的に、対象となる7県の低所得者世帯70世帯を訪問して、彼らのニーズに沿った生活物資を配布し、児童虐待を受けている子どもの保護をしたり相談を受けたりすることが可能となります。
今回の対ブータン草の根・人間の安全保障無償資金協力により、対象地域の人々の生活が向上するとともに、日本とブータンの友好・協力関係の更なる強化につながることが期待されます。

草の根・人間の安全保障無償資金協力は、開発途上国の地方公共団体、教育・医療機関及び途上国において活動している国際及びローカルNGO(非政府団体)等が実施する比較的小規模なプロジェクトに対し、在外公館が中心となって資金協力を行うものです。
今回署名された案件の概要は、次のとおりです。
草の根・人間の安全保障無償資金協力
「ブータン地方部における児童虐待撲滅巡回体制整備計画」
被供与団体:ナジョーン・ラムトーン
供与額:約558万円
ブータンでは、失業率の増加に伴う貧困率の増加や治安の悪化により、女性や子どもに対する家庭内暴力の発生件数が増え、問題となっています。
被供与団体は児童保護団体であり、貧困率の高い地方部5県を含む7県において、低所得世帯70世帯の子ども約290人を対象に、生計向上支援(食糧や生活用品の配布)や児童虐待予防(相談・保護の実施)を目的とする巡回活動を行っています。また、ティンプー県内の児童養護施設で、未成年犯罪者更生を目的とする啓発活動も行っています。
しかし、被供与団体の交通手段はその児童養護施設が所有する車両1台に限られており、巡回活動を行う際には車両を高額で借上げる必要があるため、対象世帯をすべて訪問することができず、車両の追加整備が喫緊の課題となっていました。
本件により、被供与団体が、毎四半期に確実かつ機動的に、対象となる7県の低所得者世帯70世帯を訪問して、彼らのニーズに沿った生活物資を配布し、児童虐待を受けている子どもの保護をしたり相談を受けたりすることが可能となります。
今回の対ブータン草の根・人間の安全保障無償資金協力により、対象地域の人々の生活が向上するとともに、日本とブータンの友好・協力関係の更なる強化につながることが期待されます。

