令和3年度草の根無償資金協力「ブータン農村部における子宮頸がん早期発見のための医療機材及び巡回医療用車両整備計画」の供与式の実施

令和4年10月26日

 令和4年10月26日、ブータン国ティンプーにおいて、令和3年度度対ブータン草の根・人間の安全保障無償資金協力「ブータン農村部における子宮頸がん早期発見のための医療機材及び巡回医療用車両整備計画」の供与式が開催されました。
 
 本式典には、被供与団体であるブータンがん協会からティンレイ・デム委員、在インド日本国大使館から北郷恭子経済公使が出席しました。
 
 本件は総額約936万円のプロジェクトで、子宮頸がんの早期発見及び早期治療を促すため、巡回医療用車両1台及び医療機材の供与を行ったものです。本事業により、これまで子宮頸がん検診を受診する機会に恵まれなかった農村部の医療サービスへのアクセス改善を図り、子宮頸がんの早期発見及び早期治療を促し、生命を脅かすリスクの低減に寄与します。
 
 草の根・人間の安全保障無償資金協力は、開発途上国の多様なニーズに応えるために1989年に導入された制度で、これまでブータンでは、橋梁の建設、消防車やゴミ収集車の供与等の支援を行ってきました。
 
 草の根無償資金協力を通じて、日本とブータンの友好・協力関係の更なる発展が期待されます。