令和2年度対ブータン無償資金協力「経済社会開発計画」供与式の実施

令和3年7月2日
 令和3年7月2日、ティンプーにおいて、令和2年度対ブータン無償資金協力「経済社会開発計画」の供与式が開催されました。
 本式典には、ブータン保健省からパンダップ・ツェリング次官、在インド日本国大使館から宮本新吾経済公使がオンラインで出席しました。

 本計画は、ブータンに対し、保健・医療関連機材の供与を通じて、同国の保健・医療体制を強化するもので、今般、計11台の可搬型超音波画像診断装置がブータン各地の病院に供与され、総額は約2,300万円です。
 本機材が、新型コロナウイルス感染症に伴う肺炎や心筋症の検査やモニタリングに活用されることで、ブータン国内の新型コロナウイルス感染症患者への早期診断や治療環境の向上につながることが期待されます。また、本機材は病院内での診断に使用されるのみならず、可搬型のメリットを活かし、医療へのアクセスが困難な地方在住者に向けた出張診療でも活用されます。
 今回の対ブータン支援により,同国における新型コロナウイルス感染症の拡大防止に寄与するとともに、両国の友好・協力関係が一層強化されることが期待されます。