平成25年5月29日
高まるゴミ処理能力強化への期待
大型ショベルカーをブータン王国ティンプー市に引き渡し
大型ショベルカーをブータン王国ティンプー市に引き渡し
我が国政府は,平成24年度草の根・人間の安全保障無償資金協力事業(「ティンプー市ゴミ埋立処理のための大型油圧ショベル整備計画」)により購入した大型ショベルカーをブータン王国ティンプー市へ引き渡しました。引き渡し式は, 5月24日,ティンプー市からキンレイ・ドルジ市長,日本国大使館から谷口英樹書記官の出席の下,同市において執り行われました。ドルジ市長からは,日本国民に対し,「ゴミ処理はティンプー市においては最近大きな問題となっている。今回のショベルカーやこれまでのゴミ収集車の供与は,問題の解決に直結するものであり,感謝する。」との言葉が述べられました。
ブータン国の首都であるティンプー市では,都市化や人口増加に伴い,ゴミの発生が増加しています。しかしながら,同市のショベルカーは小型であり,老朽化による故障も頻発しているため,ゴミの埋め立てが十分に行えず,同市における衛生環境の確保が困難な状況になっていました。
我が国政府は,これまで,平成13年度事業により5台、平成22年度事業により4台のゴミ収集車を供与することにより,ティンプー市のゴミ収集体制の強化を支援してきました。今回の事業が,ブータン王国の首都であるティンプー市におけるゴミ処理能力を一層強化し,同市の環境及び衛生の改善に寄与すると同時に,我が国とブータンの友好と協力の関係をより一層強化することを期待します。
![]() (引き渡された大型ショベルカー) | ![]() (左はキンレイ・ドルジ市長) |
※ ブータン国営放送のホームページで,引き渡し式の模様が紹介されました。
記事URL http://www.bbs.bt/news/?p=27573