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 (件名)

インド:麻薬所持等に対する取締りの強化

 

(内容)

 日本人を含む外国人が麻薬所持容疑で逮捕される事例が多数起きています。

 インドでは麻薬取締りが年々強化されているため、厳罰に処せられる場合があります。 麻薬には絶対に手を出さないで下さい。

 1.最近、日本人旅行者がガンジャー(マリファナ)、チャラス(ハシーシ)等の麻薬類所持、密輸容疑で逮捕される事例が数多く発生しています。インドには、麻薬所持に関し密告による報奨金制度があり、これを悪用し、麻薬を売った相手を警察に通報して報奨金をもらっている事例も報じられています。

 2.「麻薬及び向精神薬法(NDPS法)」違反による量刑は軽くありません。単なる麻薬所持であっても、罰金に加え10年から20年の懲役刑に処せられることがあります。密輸の再犯などの悪質なケースは死刑になる可能性もあります。また、証拠調べや捜査段階で時間がかかり、裁判開始までに一年以上拘留されるケースも珍しくありません。

 3.日本人にとってインドでの刑務所暮らしは大変厳しいものがあります。夏は40度を遙かに超える酷暑、冬は零度近くまで下がる厳寒の中、衛生状態の決して良くない狭い雑居房で多くの囚人と共に過ごすことになりかねません。外国人だからといって特別な配慮がなされることもありません。

 4.麻薬による不利益は刑罰だけではありません。旅行中に麻薬を常用するようになり、精神に異常をきたし、自分一人の力では離脱できなくなり、自傷他害の危険性もあります。現地警察や病院などが、在インド日本国大使館に対し、日本人が麻薬の影響で異常な行動をとっていると通報してくるケースが年々増加しています。

 5.軽い気持ちで麻薬に手を出したがために自己を破滅させたり、入院や帰国のために多額の費用を家族に負担させることがないよう、麻薬には絶対手を出さないで下さい。

 

(問い合わせ先)

   ○外務省海外安全相談センター

    電話:(代表)(033580-3311(内線)2902

   〇外務省 海外安全ホームページ:

http://www.mofa.go.jp/anzen/