鳥インフルエンザA(H7N9)関連情報

平成25年4月25日
在インド日本国大使館

1.現時点では、インド国内における鳥インフルエンザA(H7N9)の感染は報じられていませんが、今般、中国においては鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスに感染した患者が報告されています。

25日現在、中国本土における鳥インフルエンザA(H7N9)の感染者数は、上海市、安徽省、江蘇省、浙江省、北京市、河南省、山東省の2市5省の計109名(上海33名、安徽4名、江蘇24名、浙江42名、北京2名、河南3名、山東省1名)で、そのうち、死者は23名(上海12名、安徽1名、江蘇4名、浙江6名)となっています。
※上記感染者数には、臨床症状がなかった北京市の男児の感染例1例が含まれています。

2.また、24日、台湾の衛生署疾病管制局が、3月28日から4月9日まで江蘇省の蘇州に出張していた台湾人男性(53歳)が、鳥インフルエンザA(H7N9)に感染していたことを新たに確認したと発表しました。

3.今後、中国への渡航,滞在,特に上記1.の感染症例が確認されている地域に滞在中の方及び渡航を予定されている方は,最新情報を随時確認の上,滞在中は鳥インフルエンザA(H7N9)への感染を予防するため,以下の注意事項を参考に行動されることをお勧めします。

(1)生きた鳥を扱う市場や家禽飼育場への立入を避ける。
(2)死んだ鳥や放し飼いの家禽との接触を避ける。
(3)鳥の排泄物に汚染された物との接触を避ける。
(4)手洗い,うがいにつとめ,衛生管理を心がける。
(5)外出する場合には,人混みは出来るだけ避け,人混みではマスクをする等の対策を心がける。
(6)突然の発熱や咳など,呼吸器感染症の症状が現れた場合には,滞在後を含め速やかに最寄りの医療機関を受診する。

<参考情報>:
○海外安全ホームページ:
「海外渡航者のための新型インフルエンザに関するQ&A」
http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/influ_qa.html
「海外渡航者のための鳥インフルエンザに関するQ&A」
http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/sars_qa.html

○鳥インフルエンザ(H7N9)について(厚生労働省)  
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/h7n9.html

○海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所)
http://www.forth.go.jp

○インフルエンザA(H7N9) (国立感染症研究所感染症情報センター)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/a/flua-h7n9/3395-n7n9top.html

○在中国日本国大使館
http://www.cn.emb-japan.go.jp/index_j.htm

○在上海日本国総領事館
http://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/