タシガン県で草の根無償資金協力による障害者のための職業訓練施設引渡式の実施


平成28年9月3日、タシガン県カンルン郡において、平成26年度草の根無償資金協力「タシガン県カンルン郡における障害者のための職業訓練所及び寄宿舎建設計画」の引渡式典が開催されます。

本式典には、被供与団体であるNGO団体「ダクツォ(Draktsho)」からカルマ・ガラブ・ドルジ ダクツォ東部校校長、在インド日本大使館から三宅保次郎参事官が出席します。

草の根・人間の安全保障無償資金協力は、開発途上国の多様なニーズに応えるために1989年に導入された制度で、これまでブータンでは、橋りょうの建設、消防車やゴミ収集車の供与等の支援を行ってきました。

本案件は、総額約820万円のプロジェクトで、ブータン東部タシガン県カンルン郡において、障害を持つ学生たちに、適切な学習・生活環境を提供するため、職業訓練所1棟、寄宿舎1棟を建設したものです。

被供与団体は、同地域にて職業訓練所を運営していますが、同施設はスペースが限られており、これ以上の学生を受け入れる収容力がありませんでした。更に、施設内に大きな段差や急斜面があり、障害を持つ生徒たちが学習や生活をする上で適切な環境ではありませんでした。

本案件を通じて、新しい施設を建設することで、定員の増加及び施設の充実が図られるとともに、これまで受け入れが困難であったより重度な障害者を受け入れ、職業訓練の機会を提供することが可能になります。

社会的・経済的に非常に脆弱な立場にある、障害者の学習・生活環境の向上により、彼らの自立が図られるとともに、日本とブータンの友好・協力関係を更に強化することが期待されます。