ティンプー市で草の根無償資金協力によるパトカー引渡式の実施

平成28年12月23日、ティンプー市において、平成27年度草の根無償資金協力「パロ県、ワンデュ・ポダン県、タシガン県パトカー整備計画」の引渡式典が開催されます。

本式典には、被供与団体であるブータン警察本部からチミ・ドルジ・警察本部長官、日本政府から平松賢司駐ブータン大使が出席します。
 
草の根・人間の安全保障無償資金協力は、開発途上国の多様なニーズに応えるために1989年に導入された制度で、これまでブータンでは、橋りょうの建設、消防車やゴミ収集車の供与等の支援を行ってきました。
 
本案件は、パロ県、ワンデュ・ポダン県、タシガン県において、同地域の交番4か所にパトカーを各1台ずつ供与するもので、供与額は約1,530万円です。
 
ブータン警察本部は、全土を対象に交番を開設して警察官の配属などを通じたパトロール機能の強化を図っており、今回パトカーを供与する交番は、2014年のブータン全国の犯罪総数の約16%を占める地域に該当していますが、現在各交番で使用されているパトカーは、老朽化によって故障や不具合が頻繁に起きており、冬の寒さでエンジンがかからず、緊急時に出動できないといった事態が発生していました。
 
本案件を通じて、新たなパトカーを供与することで、各交番からの緊急時の迅速な出動及び日常的なパトロールが可能となり、当該地域の治安が改善され、約35,000人の住民が裨益することとなります。
 
今回の草の根・人間の安全保障無償を通じた4台のパトカーの供与がブータンの交番の機能強化を通じて地域住民が安心して暮らせる街づくりに貢献するとともに、日本とブータンの友好・協力関係を更に強化することが期待されます。