円借款によるデリーメトロ・マジェンタライン部分開業

平成29年12月26日
2017年12月25日、日本政府が円借款を通して積極的に支援しているデリーメトロ・マジェンタラインのボタニカル・ガーデン(Botanical Garden)~カルカジ・マンディール(Kalkaji Mandir)間の13.5 km、9駅が開業しました。同区間には、日本信号の設計による自動列車制御システムであるCBTC(Communication-Based Train Control system)に基づく自動運転モード(the Unmanned Train Operation(UTO))が採用されています。

日本政府はデリーメトロフェーズ3において政府開発援助(ODA: Official Development Assistance)を通して資金援助を行っている唯一の国であり、全線159kmのうち116kmの建設に対しておよそ2768億円の円借款支援を行っています。日本の支援額は、デリーメトロフェーズ3の48.57%になります。日本の円借款及び日本の技術を用いた自動運転モード(The Unattended Train Operation (UTO) Mode)が採用されている同区間の開業はデリーの通勤通学の利便性を向上させるのみならず、交通渋滞緩和や大気汚染緩和に資するものとなります。(平松大使メッセージはこちら