インドに対する無償資金協力に関する書簡の交換 (「ベンガルール中心地区高度交通情報及び管理システム導入計画」)

平成29年12月20日
1  本20日,ニューデリーにおいて,我が方平松賢司駐インド大使と先方S・セルヴァクマール財務省経済局局長(Mr. S. Selvakumar, Joint Secretary, Department of Economic Affairs, Ministry of Finance, Government of India)との間で,供与限度額12億7,600万円の無償資金協力「ベンガルール中心地区高度交通情報及び管理システム導入計画」に関する書簡の交換が行われました。
 
2  この計画は,カルナタカ州ベンガルール中心地区において,信号システムや渋滞長計測システムなどの高度交通情報及び管理システムを導入するための資金を供与するものです。これにより,交通渋滞の緩和及び都市環境の改善を図り,もって連結性の強化及び産業競争力の強化に寄与することが期待されます。特に,この計画の実施により,2022年(事業完成3年後)には,渋滞が顕著な交差点において,ピーク時の最大渋滞長が約550メートルから30%程度削減され,交通の円滑化を通じた利便性の向上,経済活性化が見込まれます。
また,日本が高い技術力を有する高度交通情報及び管理システムをベンガルール都市圏に整備することにより,「日本方式」の現地における認知度を高め,日本企業のインド市場への展開に寄与することが期待されています。