インドにおける鉄道安全向上に向けた日本の今後の取組について ～鉄道専門家チームによる第1回派遣が終了しました～

2017年7月にインド政府より提出された要請に基づき、日本政府により派遣された鉄道安全専門家チームによる最初のインド訪問が、9月1日に終了しました。
 
鉄道安全マネージメント、レール溶接、軌道等に関する国土交通省、JICA、鉄道事業者の専門家等で構成される今回のチームは、8月28日～9月1日の日程でインドを訪問し、インド国鉄の車両・貨車・機関車の整備施設の視察、レール溶接や軌道メンテナンスの現場視察、インド鉄道省をはじめとする関係者とのミーティングを行い、日印の鉄道安全分野での協力の方向性について議論を行いました。次回は、10月下旬に調査団を派遣し、鉄道安全に関するワークショップを鉄道省との間で実施する予定です。
 
今後も、日本政府として継続的に調査団を派遣するとともに、調査により把握されたインドにおける鉄道の現状と課題を踏まえ、保守技術、安全管理、人材育成の強化などにより、鉄道安全の向上につながるよう、インド政府および関係者と協力して取り組んでまいります。

 
                                                             会議の様子                                                                                         現場視察の様子