日印北東部開発調整フォーラムの設立

8月3日、日本大使館とインド政府の間で、「日印北東部開発調整フォーラム(Japan-India Coordination Forum on Development of North Eastern Region)」が発足しました。同日、インド北東部開発省庁舎にて平松大使とナヴィーン・ヴェルマ北東部開発省次官の出席の下、発足式が開催されました。
 
本フォーラムは、インド北東部における日印間の協力を一層拡大し、日本と北東部の関係、ひいては日印関係を強化するため、北東部におけるあらゆる分野の協力について協議し、協力事業を促進することを目的としています。フォーラムには、日本側は日本大使館を初めとする日本関係機関、インド側は北東部開発省他インド政府関係省庁及び北東部各在デリー州政府関係者が参加し、定期的に会合を開くこととしています。
 
発足式には、同フォーラム参加機関の他、シンクタンク、メディア等関係者が出席し、北東部開発の課題や潜在性、日本への期待等について活発な意見が出されました。
 
平松大使が発足式のスピーチにおいて述べたとおり、インド政府が「アクト・イースト」政策を推進する中、北東部はインドと東南アジアを結びつける地理的に重要な位置にあり、日本は連結性の観点からも北東部への協力を重視しています。また、インパール作戦で知られるインパールやコヒマを擁する北東部は、日本との歴史的な繋がりも深く、ソフト面の交流を深めることも重要です。北東部開発に当たってはインドから日本への期待も高く、協力を拡大していく大きな潜在性があります。日本は既に北東部において様々な分野の協力を実施していますが、更に幅広い協力を推進するため、インドと共同で本フォーラムを立ち上げることとしました。(平松大使スピーチの全文はこちら、北東部における最近の日本の協力についてはこちら
 
ヴェルマ次官は,北東部と日本の歴史的な特別な関係に触れた上で、このイニシアティブを息の長い取組としたいと述べ、北東部の強みである自然環境を活かした観光、オーガニック食品、竹を活用した産業振興、インフラ整備や防災などのニーズを挙げた上で、日本の技術を活かした協力への期待が示されました。最後に,このフォーラムを通じて日本との対話を継続していきたい旨を強調しました。

フォーラム発足の挨拶を行う平松大使(中央)


会場の様子